「綯う(なう)」とは、手の中でわらを縒(よ)り合わせて縄を作ることを言います。
縄を綯うことは日本の稲作文化とともに発展してきた技術です。米を育て、副産物として獲れた葉でしめ縄をつくり、今年の豊作への感謝とともに次の年の五穀豊穣を願った日本人の原風景の中心に縄綯いがありました。
しかしながら、「綯う」という言葉自体は今ではほとんど聞かれなくなり、その技術も失われつつあります。
このページ「綯う」では、当工房が実施するわら細工体験や、縄綯いの技術を提供・監修した実績の一部を紹介していきます。
縄を綯うことを通して、「綯う」ことの楽しさや難しさ、奥深さを感じながら、日本の原風景にまで思いを馳せていただけると考えております。
「TOUCH JAPAN JOURNEY by LEXUS
SEVEN STARS in KYUSYU」
JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」にてわら細工の制作体験をご提供いたしました。
大分県・由布院温泉の星野リゾートの温泉旅館『界 由布院』は「棚田暦で憩う宿」をコンセプトに、宿泊者向けに【ご当地楽「原風景を感じる、わら綯い体験」】のサービスを行っております。わら細工たくぼは、このご当地楽「わら綯い体験」の技術監修、また材料であるわらの提供に携わっております。
1月から7月までの期間限定で、工房横の展示室で行う「わら細工体験」を募集しております。初心者の方も安心なコースから本格的にわら細工を作ってみたい方向けの本格派コースまで様々な体験コースをご用意しております。
(2025年2月再開予定)
ご自宅でお気軽に「綯う」ことがご体験いただける「自宅でわら綯い体験」をオンラインショップにて販売しています。藁を水で湿らすことで簡単に藁綯いができます。
詳しいわら綯いの方法につきましては、添付の紙に記載しております。ひとつひとつの作業工程を丁寧に紹介しておりますので、どなた様でもお気軽にわら綯いをご体験いただけます。